立命館大学食マネジメント学部は、食を通じて持続可能な社会を考える教育・研究を進めています。高槻市の米農家・高谷さんと協働し、米粉「清水っ粉」を活用したパン、クッキー、麺、クラフトビールなどの商品開発に取り組み、都市近郊における米づくりの意義を発信しています。また、山田牧場との共同研究では「和風アレンジのライスプディング」を開発。さらに滋賀県今郷の棚田米を題材に、学生が商品パッケージやPRツール制作に関わり、11月の新商品発売に向けて活動しています。

これまでの復興への取り組み

稲作地や中山間地域を対象に、食と農を通じた地域振興に立命館大学食マネジメント学部は地域と連携しながら関わってきました。例えば、高槻市では、米の新たな可能性である米粉麺のレシピ開発や、甲賀市では棚田保全や地域連携のストーリーを学び、パッケージや広報制作で付加価値向上を目指す活動を展開してきました。


産地のイチオシ商品

高槻の米農家・高谷さんが開発した米粉「清水っ粉」とその加工品(米粉パン、クッキー、麺、クラフトビール)が注目です。小麦に代わる新しい食材として、日常的に米粉を取り入れるライフスタイルを提案しています。


これからチャレンジしたいこと

米の消費減少が進む中、都市近郊農業の新しい価値を発信し、次世代につながる食文化を育むことを目指しています。今後は米粉を軸にした商品開発や食育活動をさらに展開し、消費者と産地をつなぐ教育・研究活動を広げていきたいと考えています。


メッセージ

お米は日本の食文化を支える大切な存在です。高槻の米粉商品や学生との共同開発プロジェクトを通じて、身近な食卓から米の新しい可能性を感じていただければ幸いです。「知って、学んで、応援する」ことで未来の米づくりを一緒に支えていきましょう。