宮城県における銀鮭養殖は1975年に南三陸町で始まり、1977年に女川町で事業としての養殖が本格化しました。従来は秋冬が旬とされていた鮭を春夏にも出荷できるようになり、安定した供給と高い市場評価を獲得。これにより宮城県は全国有数の養殖産地へと成長しました。令和4年には県全体で17,258トンが水揚げされ、全国シェアは85.4%を記録。女川町は県内生産量の過半数を担っています。
これまでの復興への取り組み
女川町の復興まちづくりは「減災」と「町民参加」を基本方針とし、高台への住宅移転や低地のかさ上げにより、安全性と利便性を両立したコンパクトな街を実現しました。海と町のつながりを保つ設計や、JR女川駅周辺のにぎわい拠点の整備、民間主導の公民連携による商業施設の再建が特徴です。町民と行政が一体となり、安心して暮らせる持続可能なまちを目指しています。
産地のイチオシ商品
養殖銀鮭、秋刀魚やホタテ等の水産加工品
これからチャレンジしたいこと
養殖銀鮭等の基盤産業を固めつつも、新しい産業の創出(水産・観光)で、活動人口の増加と子供たちの地元回帰・定住の基盤作りを目指します。
メッセージ
震災から14年。女川町は多くの想いと共に再び立ち上がり、間もなく町政100周年を迎えます。この節目に、復興の歩みと新たな魅力をぜひ感じに、女川のまちへ足を運んでください。お待ちしております。